fujinosekaic’s 世界史授業備忘録

世界史教員生活30年記念

24 ルイは友を呼ぶか?国歌と国家

これってイギリスの高校生の歴史の授業の一環で高校生が提出した課題の動画みたいなんだよね。括弧穴埋めの答え合わせ授業ではできないSTEAM的な探究授業なんだ。

教員が教壇に立って黒板とお友達的な授業なんてやってる国は日本ぐらいだから。

この段階では敬愛されていた王様。でもなぜギロチンへ? 国民を裏切ったからだよ。バレないつもりがバレたのだ@バレンヌ事件 妻を愛していたからかなア. 誰?マリーちゃんの実家は顎の一族

歯の矯正してるルイ16世役の少年が「高校生」の世代を象徴してるでしょ。

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まあ、これらを黒板でまとめるとこんな感じです。説明してみましょう。で、じゃ革命は武力闘争なんで、アメリカ独立革命に戻ってみませう。どんなにイギリス軍が強かったか。正規軍=自衛隊VS俺ら高校生+その辺のオジサンで構成された米側=大陸軍

まずは当時の戦場に御連れします。前回の戦法的には疑問があるが、鼓笛隊と旗持ちの兵は大切。痛い!一発打ったら終わりだし.歩兵は騎兵に勝てない。歩兵が戦車に勝てるか?Boys2分45秒で伏せろ。ちゃんと選挙行かないと君が数年後に行くことになる。

 US対英 @カムデン

そしてフランス革命! 市民:citoyens 武器を取れ!4:30から感動した!

 恐怖に怯える

で、この曲が大切。でも、奴隷には戻ならない!って何だ? 自分で儲けてたくせに。

 歌詞は以下に、、

 その前にBig Pictureを見よう!朕は沈する16世。14世が戦費で浪費したし。

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そして 以下は追加情報 読んでおくと面白きかな。

キャムデンの戦い(キャムデンのたたかい、: Battle of Camden)は、アメリカ独立戦争中の1780年8月16日南部戦線サウスカロライナキャムデンで、ホレイショ・ゲイツ将軍指揮の大陸軍チャールズ・コーンウォリス将軍指揮のイギリス軍の間で戦われた重要な戦闘である。イギリス軍が大陸軍を一掃し、カロライナでのイギリス軍支配を確固たるものにした。

スゲー歌詞だよ。国家の国歌① この先、米国、UKにも行きたい。

この歌La Marseillaiseは、フランス革命政府がオーストリア宣戦布告したという知らせがストラスブールに届いた1792年4月25日から翌26日の夜にかけて、市長フィリップ=フレデリク・ド・ディートリヒ男爵Philippe Friedrich Dietrichの要望で、当地に駐屯していた工兵大尉ルージェ・ド・リールが出征する部隊を鼓舞するために、一夜にして作詞作曲したというのが定説である。このとき付けられたタイトルは『ライン軍のための軍歌 (Chant de guerre pour l'armée du Rhin) 』 であった。その後、この歌は全国にパンフレットという形で流布され、テュイルリー宮襲撃事件の約2週間前にマルセイユ連盟兵がパリ入城したときに口ずさんでいたことをきっかけとしてパリ市民の間で流行した。(=楽譜が読めないとダメじゃん。)このために元々の題名ではなく、現在の『ラ・マルセイエーズ』という形で定着した。さらに1795年7月14日国民公会で国歌として採用されたのである。

行こう 祖国の子らよ
栄光の日が来た!
我らに向かって 暴君の
血まみれのが 掲げられた
血まみれの旗が 掲げられた
聞こえるか 戦場の
残忍な敵兵の咆哮獣が激しい勢いで吠えること=砲撃を? 
奴らは汝らの元に来て
汝らの子と妻の 喉を搔き切る!

以下のサビの部分は知ってるでしょ?

武器を取れ 市民らよ
隊列を組め
進もう 進もう!
汚れた血
我らの畑の畝を満たすまで!

Aux armes, citoyens,
Formez vos bataillons,
Marchons, marchons !
Qu'un sang impur
Abreuve nos sillons !

 

何を望んでいるのか この隷属者の群れは
裏切者は 陰謀を企てる王どもは?
誰のために この卑劣な足枷は
久しく準備されていたこの鉄枷は?
久しく準備されていたこの鉄枷は?
フランス人よ 我らのためだ ああ!なんという侮辱
どれほどか憤怒せざるを得ない!
奴らは我らに対して企んでいる
昔のような奴隷に戻そうと!

 

何と! 外国の軍勢が
我らの故郷に来て法を定めるだと!
何と! 金目当ての傭兵の集団が
我らの気高き戦士を打ち倒すだと!
我らの気高き戦士を打ち倒すだと!
おお神よ! 両手は鎖で縛られ
頸木をはめられた我らが頭を垂れる
下劣なる暴君どもが
我らの運命の支配者になるなどありえない!

 

戦慄せよ 暴君ども そして国賊どもよ
あらゆる徒党の名折れよ
戦慄せよ! 貴様らの親殺しの企ては
ついにその報いを受けるのだ!
ついにその報いを受けるのだ!
すべての者が貴様らと戦う兵士
たとえ我らの若き英雄が倒れようとも
大地が再び英雄を生み出す
貴様らとの戦いの準備は 整っているぞ!

血だらけでグログロのグロテスクな内容の国歌の国民国家=フランスなんだよね