fujinosekaic’s 世界史授業備忘録

世界史教員生活30年記念

生徒の反応2

以下は課題部分(問題点)である。

文字が小さく読みたくても次に進んでいたので、、、 スライドが変わるのが早くて文字が読み切れないことがあった、というコメントがあったが、これにはプリントを配布する事で対応できたと思う。

楽曲の歌詞などと歴史が関連している部分にきずいた生徒も少なくなかったが、音楽がついていたから見る気になったというコメントを見ると、もし音楽が無ければ見てくれないのかとも思ってしまう。また、学習活動の流れを円滑化するために、頭文字AからHを配布プリントの中から最初に探させることで全体を見る機会を提供させたが、この作業に少し負担感があったかとも思う。記号化そのものが進行の関係で多少強引なこじつけであったこともある。
また、これまでの授業全体の感想も併せて以下に掲載する。

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といううれしいコメントも存在する。まさにこちらの「計算通り!」というコメントである。こんな感想をいただけると教師冥利に尽きる。もっと頑張って授業の工夫をしてみたいと思うばかりである。更に、以下のようなコメントを読むと涙さえ出てきそうである。特に、世界レベルでものごとを見てくれて「世界史教師」としてはそんな生徒の存在に感動した。

 

 

最後に、これら感想を踏まえて少しでも授業が「楽しくなる」ことで、学ぶことに抵抗感がなくなるようなものにしていきたいと思う。また、そのことで歴史を学ぶ意味を考えてさせて行きたい。少なくても自己肯定感の低い生徒達を更に低めるような授業を進める理由はみつからない。生徒に迎合する訳ではないが、生徒にとって楽しく学べる教材を提供する必要があるのではないだろうか。本稿は世界史Aでの実践ではあるが、「日本と世界を相互的な視野から考えることを学ぶ」ことの意義を明確にするためにも,「歴史総合」に向けて今後どのような事が出来るのか、どのような視点を含めるべきかを考えるための提言・提案として、その第1ステップであることをご理解いただけると幸いである。

そのためにも、恥ずかしながら自分の授業の再現性の向上と教材の可視化に向けて、これまでの授業記録とその教材のデータ化と保存、公開を出来る限り進めて行きたい。

なお、本稿の一部は

個人ブログ:http://fujinosekaic.hatenablog.com/ 及び

SNS: https://www.facebook.com/fujino.sekaic (こちらでは動画も可能)に残していく予定である。また、随時授業関連の動画もできうる限りYoutube等にもあげていきたいと思う。60歳定年までの残り4年の教員人生をかけて、より良き歴史教育の探求を進めていきたい。その意味でも多くの方と情報を交換して行きたいと思います。指導・御助言お願いします。

 

藤野 明彦 Akihiko_Fujino@education.metro.tokyo.jp

 

使用教科書:実教出版 世界史A 新訂版 世A311 

      山川出版社 詳説世界史B 世B310(動画中)

動画使用楽曲:ALEXANDROS ワタリドリ2015 UNIVERSAL J/RX-RECORDS

使用自作スライド https://youtu.be/5JH1rsUjzaM

参考補助資料:江戸から東京へ 東京都教育委員会 2018