fujinosekaic’s 世界史授業備忘録

世界史教員生活30年記念

Jkt 近く48Mileぐらいかな?

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ジャカルタから近いところに火山がある。そのすぐ先の海上には、、、

大噴火で古代アジア文明に壊滅的な影響を与えたクラカタウ火山が。

 

インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間くらいにあるクラカタウという火山から現在噴煙が上がっている様子が衛星画像等で確認されているのですが、このクラカタウという火山、過去に周辺アジア地域にかなりの影響を与えた噴火を起こしたもので、「アジア文明の変化や勃興」との関わりを指摘されている世界史的にも重要な火山のです。

インドネシア語では、「アナク・クラカタウ」と呼ばれています。

以下は、クラカタウ火山についての Wikipedia からの抜粋。

535年の大噴火。噴火はインドネシアの文明に歴史的な断絶を引き起こし、世界各地に異常気象をもたらした。

日本においても天候不順による飢饉の発生についての言及が見られ、(安閑二年)、同時期に朝鮮半島からの渡来人の流入、馬具の発達、中国から流入した仏教の興隆などが起きており、古代日本の国家形成に与えた影響は小さくはないとする見方もある。
1883年の大噴火 8月27日に大噴火を起こした。噴火により発生した津波が周辺の島を洗い流し、航海中の船を激しく揺さ振った。死者は36,417人に及び、2004年にスマトラ島沖地震が起こるまではインド洋における最大の津波災害であった。この噴火は海底ケーブルによって全世界に報道された、史上初の大規模災害である。
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噴火の影響(1883年の噴火)

噴煙の高さは38,000m。爆発音は4,776km先(インド洋のロドリゲス島)まで届き、人間が遠く離れた場所で発生した音を直接耳で聞いた最長距離記録となる。

衝撃波は15日かけて地球を7周した。

5,863km離れた東京で1.45hPaの気圧上昇が記録されている。津波は、日本では鹿児島市の甲突川にも押し寄せ、17,000km離れたフランスのビスケー湾の検潮儀にも記録された。成層圏にまで達した噴煙の影響で、北半球全体の平均気温が0.5~0.8℃降下し、その後数年にわたって異様な色の夕焼けが観測された。画家エドヴァルド・ムンクの代表作“叫び”は、この夕焼けがヒントになっていると言われている。

日本では1884年の歴史的な大凶作をこの噴火と関連づける向きもある。

アイルランドアイリッシュ・ウェザー・オンラインより。Satellite Image Shows Ash Plume Drifting From Krakatoaアイリッシュ・ウェザー・オンライン 2011.08.02

衛星画像が写し出すクラカタウから流れる噴煙 の衛星画像には、近代史で最も大きな噴火を起こした火山のひとつであるインドネシアのクラカタウ(クラカトア)火山だ。インドネシアのスンダ海峡にある。このクラカタウは、ここ数十年も活発な活動を見せている火山だが、近代史上でも何度か歴史的な大噴火を起こしている。

最近の大噴火は 1883年のことだった。
この時の噴火では、4万人に上る犠牲者が出たとされているが、正確な犠牲者の数はさらに多かったと意見もある。

噴煙は 48,000メートルの高さにまで噴き上がり、その爆発音は、人間が直接耳で聞いた最も大きな音だと考えられている。また、噴火の衝撃波は15日かけて地球を7周し、世界中の気圧計で測定された。このクラカタウ火山から、わずかに噴煙のような煙の柱を火山の上に上げている光景を 2011年7月31日に衛星写真が捕らえた。灰の流れは西に向かって流れている。NASA地球観測衛星1号(Earth Observing-1、EO-1)に搭載された高性能地上イメージャー(Advanced Land Imager、ALI)によって撮影された。1970年代から1990年代の活動での溶岩流から構成されていて、島の中心には若い噴石丘がある。島の周辺に少し見える緑部分は、植物が覆っている地帯で、東海岸に沿って、以前の噴火の上に繁っている。

今回のバリの噴火とも何らかの関係があってもおかしく無いので、、、、少なくても西にある火山は注意です。jktからだとメッカの方向と同じです。共に祈ろう友よ!

この眼下の社会にも普通の日常の生活が!

動画はFBに。

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