fujinosekaic’s 世界史授業備忘録

世界史教員生活30年記念

#0 評定平均3.5の呪縛から55時間で世界Cへ

 相対評価から絶対評価になっているにも関わらず、、、、5点法で3.5 10点で7.0    100点のテストなら70点の平均点ってことでしょ。これって対象が広い(数的に多い)社会対象ならともかく、高校入試を経た同質的対象に評定平均「3.5」ってどうなの?ミクロとマクロの問題か?f:id:fujinosekaic:20180525185925j:image

できることなら全員に5をあげたいけど、、、それも無理な話。

もしくは相対的に2や3の生徒がある程度は存在しないと絶対3.5にはならない。

ということは「君はダメだね」って確定ですってことでしょ。

これってなんかおかしくないか?

意図的にその教科を嫌う、苦手にさせる努力をしないとっていう苦痛と悲しみ!

僕の事は嫌いになってもよいから世界史(勉強)は嫌いにならないでください!

高校入試の縛りと暗記教育の弊害がここでも起きています。「教科書が読めない」ってAIと戦っても無駄だし、何か間違っていると思う。ってんで、考えてみたのが Fujino's 世界C 2020 version. 30余年前に都立高校教員としてスタートし(むしろ都立高校生:今は亡き都立大付属の時代からだと40年?)、多くの違和感を抱きながら世界史教育を考えてきた。で、こんなコロナの時代は予想もしていなかったけど、国分寺、国際、スギソウとわたってきたこの20年ぐらい中で授業の記録をとりだめてきた。多くは黒板の板書の写真や授業で使ったプリントのデーターと授業の音声・動画データーを活用できないかと考えた。大学が学芸大の社会科教育だったこともあって、「授業記録」の分析は専門だからこのデーターを活用したいと思った。また、この「国際化」の時代にあっても日本の「歴史教育」は「受験世界史」の弊害もあって孤立化しています。これは高校時代のアメリカ留学(Ohio州)の経験や、大学時代に留学したオセアニア圏:NZカンタベリー大学@Christchurchや、奉職後や研究で交流(英語圏がメインだがこの10年は中韓も)もあって、日本の時代遅れの暗記中心主義の授業には反吐が出るほど悲しい思いをしてきた。このあたりの報告は日本社会科教育学会の全国大会で何度も報告してきた。

 で、ごまめの歯ぎしりではあるが、これまでのデーターをもとに昨年度神戸大学付属中等での報告の際にまとめたものをベースに「55時間で世界C」を考えてみた。

 単位当たり35時間の呪縛と世界史AかBかという「くくり」の中で、まとめてみたものである。基本はAでの計画だが、付け足しや追加情報の提供で十分世界史Bでも応用できる。むしろそれを考えるのが現場の教員の醍醐味でしょう。その意味でもAでもBでもない「Fujino's 世界C」です。 実際、この40年でどれだけ世界を回ってきただろうか?確実に million miler だとは思います。その現場で感じた事た体験したことも反映させてきたのがこの授業でもあります。

 基本はこのhatenaブログに、動画化できたものはyoutubeにアップしますが、全体のまとめとしてhttps://nomoreldp.wixsite.com/-site  なるものも作ってみました。研究・仕事用facebook https://www.facebook.com/fujino.sekaicにもリンクを張ってみますがうまくできるか不安です。

動画編集や軽量化の工夫など難しいことが多いし、内容面でも改善が必要なのは重々承知ですので、誰か良いアイデアあったら教えてください。また双方向化の工夫とリアルな授業との関係も踏まえていきたいと思います。

 

 

相対評価から絶対評価になっているにも関わらず、、、、5点法で3.5 10点で7.0    100点のテストなら70点の平均点ってことでしょ。これって対象が広い(数的に多い)社会対象ならともかく、高校入試を経た同質的対象に評定平均「3.5」ってどうなの?ミクロとマクロの問題か?f:id:fujinosekaic:20180525185925j:image

できることなら全員に5をあげたいけど、、、それも無理な話。

もしくは相対的に2や3の生徒がある程度は存在しないと絶対3.5にはならない。

ということは「君はダメだね」って確定ですってことでしょ。

これってなんかおかしくないか?

意図的にその教科を嫌う、苦手にさせる努力をしないとっていう苦痛と悲しみ!

僕の事は嫌いになってもよいから世界史(勉強)は嫌いにならないでください!

高校入試の縛りと暗記教育の弊害がここでも起きています。「教科書が読めない」ってAIと戦っても無駄だし、何か間違っていると思う。ってんで、考えてみたのが Fujino's 世界C 2020 version. 30余年前に都立高校教員としてスタートし(むしろ都立高校生:今は亡き都立大付属の時代からだと40年?)、多くの違和感を抱きながら世界史教育を考えてきた。で、こんなコロナの時代は予想もしていなかったけど、国分寺、国際、スギソウとわたってきたこの20年ぐらい中で授業の記録をとりだめてきた。多くは黒板の板書の写真や授業で使ったプリントのデーターと授業の音声・動画データーを活用できないかと考えた。大学が学芸大の社会科教育だったこともあって、「授業記録」の分析は専門だからこのデーターを活用したいと思った。また、この「国際化」の時代にあっても日本の「歴史教育」は「受験世界史」の弊害もあって孤立化しています。これは高校時代のアメリカ留学(Ohio州)の経験や、大学時代に留学したオセアニア圏:NZカンタベリー大学@Christchurchや、奉職後や研究で交流(英語圏がメインだがこの10年は中韓も)もあって、日本の時代遅れの暗記中心主義の授業には反吐が出るほど悲しい思いをしてきた。このあたりの報告は日本社会科教育学会の全国大会で何度も報告してきた。

 で、ごまめの歯ぎしりではあるが、これまでのデーターをもとに昨年度神戸大学付属中等での報告の際にまとめたものをベースに「55時間で世界C」を考えてみた。

 単位当たり35時間の呪縛と世界史AかBかという「くくり」の中で、まとめてみたものである。基本はAでの計画だが、付け足しや追加情報の提供で十分世界史Bでも応用できる。むしろそれを考えるのが現場の教員の醍醐味でしょう。その意味でもAでもBでもない「Fujino's 世界C」です。 実際、この40年でどれだけ世界を回ってきただろうか?確実に million miler だとは思います。その現場で感じた事た体験したことも反映させてきたのがこの授業でもあります。

 基本はこのhatenaブログに、動画化できたものはyoutubeにアップしますが、全体のまとめとしてhttps://nomoreldp.wixsite.com/-site  なるものも作ってみました。研究・仕事用facebook https://www.facebook.com/fujino.sekaicにもリンクを張ってみますがうまくできるか不安です。

動画編集や軽量化の工夫など難しいことが多いし、内容面でも改善が必要なのは重々承知ですので、誰か良いアイデアあったら教えてください。また双方向化の工夫とリアルな授業との関係も踏まえていきたいと思います。