fujinosekaic’s 世界史授業備忘録

世界史教員生活30年記念

公立教員としてHTH(チャータースクールなんかには)にも負けるわけにはいかないぜ!ハイブリッドすすめ

たとえ国が違えども、たとえお客さんの生徒が違えども相手は同じ15-6歳の若者(=時には馬鹿者!になるのも若気の至り)だから。せっかくコロナ渦の経験を生かしてデジタルを活用しないアホはいないでしょ! でも、教室の授業をそのまま実況中継してどうするのとも思うサイトが大杉栄。それじゃ「実況中継」本4冊買うのと同じでしょ。いや、だいたい文字・印刷情報には抵抗感のあるのが今の日本=新聞購読世帯は激減。それでもNIEはやるぜよ!で、せっかくネットも活用できるなら教室と教科書と並行する形で「配信」というハイブリッドで行きませんか。でもここで「実況中継」やってんでは意味ないぜよってのは既に書きました。

僕は以下の点に拘ってきました。

①当該単元の理解だけではなく教科書には出てない情報も盛り込む  

②当該単元だけでなく、次の展開やその先に連なる情報になっている

③日本の「歴史教育」なんだから日本を意識する。関連させる。

世界では常識になっている情報と文化・価値観(音楽や文学)を盛り込む

⑤世界の若者ならば知っている共通文化を紹介する(=例え日本語ロックでもビートと循環コードやLyric音韻を踏んでいます=RAP:まあこれこそ元祖親爺ギャグですが)

⑥色やマーク、サインやポスターなど視覚的な要素とその宣伝要素=まさにプロパガンダ的な絵画や写真・ポスターの読み取りと分析

⑦他教科・他科目との勝手に連携 それもできなければ「歴史総合」の推進

デモ日本史と世界史の融合は難しいけど推進すべきだね。

こんなことを意識して動画やその解説ブログのリンクを紹介してきました。

たとえば最近ではこんな動画から授業を始めました。

https://video.wixstatic.com/video/d3aa22_b82746851d63484ebe7ef1ff2ca73241/720p/mp4/file.mp4

併せて動画を見てくれればわかるのだが、、、1840年の「鴉片戦争」の単元だけの資料じゃないのだ。

香港という定点から見た地政学ともいえる。そこには日本史的な視点も入れてきた。いやむしろペリー来航からの新政府に「世界史的視点」がほぼ配慮されていないのも残念である。

戦後の日本復興の裏には朝鮮半島ベトナムの犠牲があるように、明治維新の裏には清末から中華民国への欧米列強侵略と世界的な規模でのロシアとの利害対立、英国の世界戦略とアフリカ・中東政策とインドがある。

決して日本単体での歴史ではないのだが、そんな視点で各単元の教科書は書かれていない。でもその延長で日露戦争=WW0:ZERO ゼロ 零!

でも、南北戦争The Civil Warで不要になった武器の転売(死の商人シュリーマンがクリミアで儲けたように)や繊維(綿花)価格の変動は日本史(明治維新)に大きな影響を持ったぜよ。

勿論これでスエズ運河の株券を英国に売却せねばならなかったエジプトはどれだけ悔しかっただろうか。この視点を受験力指導向上研修で「指導」にきた駿台予備校講師は理解されていなかったようで残念至極だったのが20年以上前の国分寺高校勤務(佐藤校長)時代。まあ、佐藤校長は理解されていたようですが。

でも、残念だけどこれでは日本史側がもっと世界史的な「同時代性」を配慮しないと「歴総」の理念が活かされてないぜよ。

中央フリーウェイで帰ったユーミンの実家は八王子の呉服屋だし=まさに八高線から国道16号線の歴史なんだ。って1万円を見ながら考える。そこに並走する横浜線には生麦事件シュリーマン来日の歴史もあるんぜよ。

まさにルート16とエリア042の「地域からの世界史」です。東京03のライブを見ながら考えてみてください。まあ地元の大学と高校は学んで欲しい文明史かも。

シュリーマンと八王子:「シルクのまち」に魅せられて