fujinosekaic’s 世界史授業備忘録

世界史教員生活30年記念

センター2

 

出題形式にはリード文の量や選択肢のパターン化も出来上がっている。もう10年以上前の国分寺高校時代にセンター試験の文字数と、歴史用語の数量化を分析してみた事がある。全体の文章を読む時間と一問にかけられる時間を考えてみたのだ。結論から言うと考えていては駄目だという事である。時間切れになってしまうのだ。

受験生はブルースリーでは無いのだが、これに「燃える/萌える」のは一部の世界史オタクと歴女だけだろう。f:id:fujinosekaic:20200119103259j:plain

その意味でも歴史用語の精選には賛成なのだ。 各問題と大問間の相関関係に気がついた「知恵」のあるの生徒にも高得点の機会を与えることができないかと考えてみたい。

僕だったらこの問題をこうすると生徒とアクティブラーニングである。このプロセスで大きな障害になったのがセンターの情報公開の方法がある。形式的には公開されているのだがそれがPDFであり指導の障害になるのだ。

勿論視覚的に見にくいのもあ(大体センター試験の印刷物のクオリティは低く過ぎだりよ! 

速報分析や解説授業には印刷するのが難しいのだ。

不祥事の処罰では無いのだからPDFじゃなくてテキストファイルで公開して欲しい。版権と二次使用の問題があるのかもしれないが、教育での使用に制約は無いはずだ。イヤむしろセンターには出題文とともにその出題意図と目的もはっきり明示して欲しい。少なくても公的にやっているのだから説明責任はないだろうか。勿論、某私学のように「ここには正答は無い」という選択肢や、学部間での問題の使い回し、誤答問題のオンパレードはあり得無いかもしれない。

更に、余りにもかけ離れた時代や地域の選択肢を出す事で難易度を下げているのも顰蹙ではないだろうか。

結果的に平均点さへ整えば良いのだろうか。 この使えない入試問題を、ある時期からはppxに画像として読み込み、醜い切り貼りに してみた事もあるが、OCRが使えない都のシステムでは残念でならない。時間だけがかかるのだ。この感情を英語では kinky というが、他の道府県はどんな感じでしょうか。スカートの長い大阪JKはどう思っているかしら。