fujinosekaic’s 世界史授業備忘録

世界史教員生活30年記念

授業はこう始めるか? 国民の声も聴けよ!

Do you remember this? コールドプレーのアルバムの中にこの絵がある。人生なんて!  有名なこの巨大な絵から何が読み取れるってことから文化祭明けの授業を始めました。

で、「国民の声を聞け!さもなくば王様も皇帝も無いぞっ」て言うのにうちの国は、、、憲法をちゃんと理解してない議員が多いからな。誰が選んだんだよ。この国家の国民だよな! だから生活が苦しいんだよ。Do you understand it?

改造内閣は“国民の声やり過ごし”か… マイナ・増税…主要な政策めぐるポストは「留任」 内閣改造のウラ話ってヤホオewsにも出てますが、、泣き。で、更にこの絵の意味するところは?

A la volonté du peupleDo You Hear the People Sing?は、ミュージカルレ・ミゼラブル:ナポレオンの敗退から六月暴動までの20年を描き、六月暴動は終章のクライマックス」の劇中歌。民衆のリーダーの青年アンジョルラスを中心とする民衆たちが歌っている。

フランス七月王政打倒のため1832年に蜂起(六月暴動)したパリ市民が政府軍と衝突する場面で歌がこれ。バカな議員は国会から一掃sweepingしたいよね。diskにドリルとか!

仏国歌「ラ・マルセイエーズ」から歌詞の影響を受けているのは当たり前だよね。

興味ある人は映画でもミュージカルでも見てくれ。少なくても授業よりは面白いよ。

もちろんそれだけの予算と人員は使ってるからね。

でもこの曲がやがて現実の社会運動でも取り上げられるようになり、2014年香港反政府デモ(雨傘革命)や2019年のイラクの反政府デモ、2019年-2020年香港民主化デモにてデモ参加者によって歌われ、日本でも安全保障関連法案反対運動にて歌われることがあった。

2014年香港反政府デモ(雨傘革命)でしばしば歌われた。右の写真は2014年10月1日香港金鐘

関連する画像の詳細をご覧ください。「国民の声」に関するモヤモヤを考察する(後編) 韓国では、2016年朴槿恵元大統領の弾劾デモで大学生やミュージカル俳優たちが中心になって歌われた。まあ劇団四季じゃ無理かな?

この他、2013年の帝国劇場における演目とのコラボレーションをきっかけに、以降試合前の選手の鼓舞として横浜F・マリノスのサポーターによって歌われている。Did you know?

こんな記事もありました。去年も同じく。

日付シリーズ 3/1ハンギョレ新聞より Should know! - fujinosekaic’s 世界史授業備忘録