fujinosekaic’s 世界史授業備忘録

世界史教員生活30年記念

産業革命 嘘は書くめい 誰の為の歴史なのか?

蒸気機関への変遷 3行では終わらないイギリスの産業革命の原因 藤野担当

(風車>>>>、水車>>>>、)>>>(          )

イギリスは、17世紀にオランダ、18世紀にはフランスを破って世界の海上権を握り、広大な海外市場を獲得した。この間、ギルド制に縛られない問屋や工場制手工業(マニュファクチャア manufacture)が発達し、大資本家が誕生し、企業を興した。 一方、農業でも大量生産・営利主義が発達し、大地主が中小農民の土地や村の共同地を接収し(農地の囲い込み enclosure)、資本家はこれを賃借し耕作技術を改良し、大規模農場を営んだ(農業革命)。このため多くの農民が土地を失い、農業労働者として雇われ、あるいは都市に流入し(労働者)となった。こうして、イギリスは多くの資本と労働力を保有し、石炭・鉄などの資源にもめぐまれて、しかも17世紀以来の自然科学と技術の進歩が新しい生産技術が発明されたので、大いに工業生産の拡大が行われた。これらの国内、国外の事情が相乗して、18世紀後半にイギリスに産業革命が起こった。

  • 機械の発明と改良 

従来イギリスの主な工業は毛織物であったが、18世紀に東インド会社がインド産の綿織物を輸入するようになると、毛織物にかわって綿織物の需要が高まり、特に奴隷貿易によってカリブ海諸島から輸入した綿花や中近東産などの綿花を原料とする木綿工業がイギリス国内に発達した。 また18世紀初め Newcomen(1663-1729)が蒸気力による大気圧機関を発明していたが、James Watt(1736-1819、図左)は1769年に優秀な蒸気機関を開発した(図右)。これは紡績機や織機の動力に利用され、生産の効率をさらに高めた。こうして、風車や水車は蒸気機関に取り替えられた。

産業革命の連鎖反応 生産性向上

先駆的発明=織布作業機(ジョン・ケイによる飛び杼(ひ)の発明 (1730年代))織布の生産性向上>>>>>  糸不足>>>紡績機械の発明を促す  

ハーグリーヴスのジェニー紡績機(家内工業)=これまでの家内工場で十分だった!!!

アークライトの水力紡績機(1769年特許)水力による定地式工場(工場制)の利用によって

生産力増強水力の限界(立地、に近くなくては)クロンプトンのミュール紡績機 (1779年特許) 

紡績部門の優位(生産過剰)↓ 織布部門の改良 カーライトの力織機 (1785年特許)

この英文の方がはるかにわかりやすいだろ。数字だけ見てくれ。少なくてもバトミントン部や運動部の練習見てればわかるだろう。鬼のシャトラン。布の幅が2倍になれば糸は何倍必要かな?

<<ってあるけどこの英文はどうも間違いみたいだ。NG社!No Good daだぜ!

教科書の間違い(及びその疑いや誤認、矮小化)は日本だけじゃないみたいですね。

fujinosekaic.hatenablog.com

6から7本の紡績機が80本までになるのよ!凄いじゃん


ワットの蒸気機関を使用=機械化に動力を結びつける=すべての産業に蒸気機関

1712年にNewcomenが開発した大気圧機関は、高さが10mもあったが、広範囲の用途に使われていた。

1775年から1800年の間に、ランカシャーには蒸気機関が221台あったが、その用途は、

:紡績工場93台 炭坑30台 金属工場28台 銅山22台 運河18台 ビール工場17台 水道13台のようであった。

産業革命による社会的変革>>綿工業>>蒸気機関>>コークス製鉄法交通・運輸>>都市型工業・都市生活    農業の変革    労働者の成立=単純労働 資本家の隆盛 = 近代的労働管理<<<<資本主義的工業社会

児童労働(じどうろうどう)とは、15歳未満(就業最低年齢および義務教育年齢)の労働と18歳未満の危険で有害な労働を指す。子どもの可能性や尊厳を奪う労働、および子どもの身体的、精神的な発達に有害である労働、そして教育の機会の喪失、中途退学、就学と長時間労働・重労働の両立など、就学に影響を及ぼす労働も含まれる。

The scandal of female miners in 19th-century Britain https://www.historyextra.com/period/victorian/the-scandal-of-female-miners-in-19th-century-britain/ - fujinosekaic’s 世界史授業備忘録

更に問題なのは大人の労働者の労働条件と環境問題なんだよね。いろいろあってSDGs