小川大先生などの一部の先駆者や、「幸か不幸か」世界を見ちまった僕の様な在野教育パルチザンを除いて、これまでの指導要領と同じ形態の知識詰め込み授業か、それが更に劣化コピーされた物しか展開されていないのは何なんだろう。実質的には、過積載状態の弊害と大学受験システムの迷走も考慮する必要があるけれども、こんな授業をし続けているのはOECD のシュライヒャーが指摘するようで「日本だけ」であり、これを固有の文化とするのも大きな課題である。残りの教員人生も限られてきたなかで限界も見えてきたが、最後の教育改革とも言えるこの先の数年だけでも、全国の同志達と活動して行きたい。それでも従前のつまらない3歩歩いたら忘れる知識注入授業とクラブ活動だけ追求して行きますか? これからも! あ、ちなみにクラブ活動は指導要領には書いてありましたっけ?行政側のスタンスとしては、教員が自発的にとは言え「勝手にやってる事」で本務ではありませんから。ハイ。もちろん勤務校みたいにサッカー部付属の総合高校だと事情は多少違うかもしれないけど、それでも本務じゃありませんから。ましてやそれ以外のクラブ活動?教員の趣味じゃない?
以下は尊敬する後藤さんの文章。大変参考になるから読んで欲しい。まあ、僕らの出会いもTOKだけど、現実の都立高校の多くとは無縁?対局的な状況=生徒も教師も暗記と課題提出だけなのも悲しい現実??
水は高い所から低い所にしか流れ無いように、よほどの努力をしない限りはダメダメな輩は駄目なままである。時間的にも、経済的にも努力することなく、自らの経験のカーボンコピーの様な授業しかしない教員には退場を願ってきた。しかし、更に残念な事に、生徒とコミュニケーションが取れない彼らの多く=授業がしたくない?は教室を離れて管理側に行き、自己の勤務評価を上げるためもあってか学校全体に無理難題を振り掛けてきた。教育理念や理論があるなら別だが、近視眼的に親の反応とか生徒の我がままに反応するだけで、自らの限られた経験と知識を反映させようとしているだけではないだろか。勿論教員側にも課題が多く、現実的には社会人経験者採用とか、民間からの参入とかおよそ「公教育の何たるか」を無視して、自分が受けてきた教育の焼き直しの様な授業しかしない=出来ない教員も少なくない。もちろん行政側にも課題があって、指導要領改定に伴う、指導目標や方法•理念の周知など皆無だし、それがどの様に授業に反映されるべきか、その為にはどの様な教材があるべきなのか、教科書はどう様に扱うべきなのかは考える努力を怠ってきたのではないだろうか。その側面からも「同志」を求めている。
特に「社会科教員」としてこだわってきた人生でもあるけれど、僕自身はある種の遺伝的疾患と多少の癇癪持ち?(これも遺伝だね)の健康オタクの還暦+です。従前であればこの春から「サンデー毎日」だったわけです。それである程度の「人生設計」もしてきたわけです。いろんな事もありながら、「都立高校教員」として定年までというのにもこだわってきました(文部省にも恩義あるし&福武様にも)
1981年の夏に最初に都立高校を出たのに、いまだに僕だけ都立高校の中にいる?の図。
全員60歳だ!って当たり前だけど、みんな「生きている!」事に感謝しかないぜ。
が、同時に環境破壊や反社集団への違和感と、そこに抗わない人々、いやそこのところの利益構造に気付かず、彼等犯罪組織に加担するかのごとくの教員には少なからずの抵抗感がありんす。口先だけのスーツにカラフルなピン付けた自称SDGs活動家や、環境破壊•固有の文化保護を無視し、いやそれどころか実質的には破壊活動でもあり、自己とその「お友達の利益だけ」追求する輩には、学問的にも教育的にも出来る限りの抵抗はしてきたつもりの教員人生35年?++です。もちろん学校ガチャと校長ガチャに翻弄された人生だけど、国際高校の担任(2枚目の写真:ご不幸な集まりだったけどクラスも超えて皆で笑って送り出した:あ、ダンス部だし留学組だし)を最後にしようと決意したにも拘わらず、その後の赴任先:杉並総合・上水でもTeam Fujinoは学年を超えて動かしてきた。むしろ、担任教師ではできない探究的指導を請け負うことで生徒の進路を拡大してきた。まあ、どれだけ認識されているか知らんけど。
で、思うに来年度の「歴史総合」は今年の反省も込めて
①出来たら授業は「教科書書き込み式」を継続したい
②出来たら考査時も「教科書持ち込み式」にしたいが、、抵抗あるかな。
③過積載とは言え、「世界を見てきた」視点で「歴史」を語りたい。
④様々な学習形態を展開すべくICTの活用を考えていく。とりあえず都教委指定のTEAMSがどれだけ活用できるか、、、でも、生徒はできるだけ「楽」したいのは分かっている。でも、それじゃ「楽しく」学べるだろうか?とりあえず教科書と並行してサイトを活用しながらやっていきます。
⑤何人応募者いるのかはまだ不明だけど、前半は東久留米総合高校のanother Sky企画@Brightonに協力してきます。それにしても企画の悪口を陰でいうサッカー部以外の顧問って何なんだろう。
⑥あとは例の文科省企画がどうなるのか?だなって思う年度末です。